OVER COAT|コート

OVER COAT とは日本語では “外套(がいとう)” ですが、COATそのままの意味では “最も外側を覆うもの” 

 

寒さから身体を守ってくれるもの、強風をしのぐもの、雨をしのいでくれるのがコートです。例えばトレンチコートやピーコートがそうであるようにその機能美の多くは軍服などのルーツを持っています。現代においてフォーマルなシーンに対応する格式あるコートとなれば “ チェスターコート” が上がります。

 

Chesterfield Coat

チェスターコート


チェスターコート

正装用のフォーマルコートとしても知られる“ チェスターコート ” 

 

カシミヤなどを用いたフォーマルコートとしての一面もありながら、元々はウールやメルトン、ザックリとしたツイードなどで仕立てたスポーティなコートに始まったとされ(と言っても1850年代のお話)、現在も幅広く用いられているデザインです。一見するとジャケットの丈を伸ばしたような感じですが、それだけにシンプルでオーダーによるサイズフィッティングが活きる洗練されたデザインと言えます。

 

【主なデザインの特徴】

/シングル前/フロントヒヨク(隠し釦)/ビロード衿(上衿が別珍素材)/胸ポケット/フラップ付きのポケットなど

 

【歴史について】

貴族の称号であるチェスターフィールド。当時のファッションリーダーとして有名だった6代目チェスターフィールド伯爵が着た事に始まると言われています。

 


ステンカラーコート


ステンカラーコート

レインコートなどのデザインとしてもよく目にする“ ステンカラーコート ”上記の“チェスターコート”と比べるとインフォーマルなデザインになりますが、シンプルなデザインだけに様々な素材使いで汎用性の高いトラディショナルなコートとなりえます。

 

 

【歴史について】

 

1850年頃スコットランドのインバネス・バルマカン地方で着られ始めたコートに由来する“バルマカンコート”がルーツ。その当時は主にツイード地で仕立てられていたようですが、その後様々な素材使いやデザインのアレンジで広く用いられるようになります。1930年後半にはアメリカ東海岸のアイビーリーガー達に愛用されました。


Ulster Coat

アルスターコート


アルスターコート

ダブルフロントのロング丈、身体を大きく包み込むような存在感のある“ アルスターコート ”

 

アルスターはアイルランド北部の地名であり、この地域で着られたコートに由来する。1869年頃の登場と言われ、トレンチコートなどの原型とも言われる。アルスターカラーと呼ばれる衿のデザインにその特徴がみられます。

 

【主なデザインの特徴】

/ダブルフロント/アルスターカラー/背バンド/折り返しカフス


Trench Coat

トレンチコート


ウールカルゼ|トレンチコート

追求された機能美、レインコートの傑作 “ トレンチコート ”

 

英国陸軍のコートが発祥のこのコート。トレンチとは塹壕(ざんごう)、塹壕とは戦争で歩兵が砲撃や銃撃から身を守る為に使う穴または溝を指す。まさにそのような厳しい状況の中で生まれた機能的なレインコートがこの始まりである。

 

服地には防水効果のあるコットンギャバジン(バーバリー)やウールなどが用いられる。

 

 

【主なデザインの特徴】

ダブル前/肩章/チンストラップ(首周りを覆う)/Dカン/ストームフラップ/ケープ など

 

それぞれがトレンチのディティールとして残っていますが、選ばれる服地や着用の用途によりマイナーチェンジ、ないし省くことでデザインを詰めていきます。

 



オーダーコートで得られる満足感。

 

流行に左右されず長く着続けられるコートをオーダーする為のサイズポイント。

 

まずは 肩幅 これはスーツの上にコートを着るならスーツのジャケット肩先からわずかに広くなくては腕が動かしづらいです。かといってあまり広すぎては身体に自然にフィットしたシルエットを得られません。つまりわずかな余裕を持った広さの微調整が必要となるわけです。どうのように着こなすかによっても違います。例えばスーツの上ではなく、オフにカジュアルに着るならシャツやニットの上にそのまま着てもフィットするサイズ感を目指し、ジャケット肩先などのゆとりは狭めに合わせるのが良いでしょう。

 

次に ウエスト デザインにもよりますが全身をすっぽり包み込むコートとは言えウエストのくびれを持たせることでエレガントなシルエットを作り上げる事が出来ます。ただ単に絞れていても絞り過ぎて掛けた釦が苦しそうなのはいただけません。あくまで着る人の全体のバランスに合わせた自然なシェイプを作っていきます。

 

もう一つは コート丈 防寒性をとるなら少しでも長い丈が暖かく感じるのは確かです。反対に短い丈では軽快感、スポーティな印象になります。多くのデザインでクラシックなコートを目指すなら膝丈くらいが基本となります。但し、着方や好みによっても違いますし、また海外出張などの可能性も含めて着るシチュエーションによっても違うと思いますのでお客様とご相談しながら決めていきます。

 

 

このようにして身体のサイズを図るだけでなく、様々な角度からデザインを考慮し、着心地、フィット感、機能的なコートを作り上げていきます。それを可能に出来るのがオーダーコートの魅力であります。

 

シングル・チェスターコート ¥ 75,000~  (+tax)

カシミヤ・チェスターコート ¥ 125,000~